生活習慣病における動脈硬化の評価について｜ふしたにクリニック｜内視鏡検査（胃カメラ・大腸カメラ）・内科・胃腸内科

生活習慣病における動脈硬化の評価について

今回は、動脈硬化の評価についてお話します。

コレステロールや糖尿病、高血圧の薬を飲まれている方は多いと思いますが、なぜ飲まないといけないのか理解されている方はおられるでしょうか？
よく外来で「もう下がったけどずっと飲まないといけないのか？」という質問をされます。

こういった病気は体質の問題であり、風邪などの一時的な病気とは違い、継続治療が必要です。

では、何故飲まないといけないのか？

簡単に言うと動脈硬化を予防するためです。

動脈硬化とは血管に血液の泥であるプラークというものがへばりつき、血管の内腔が細くなっていくことです。かなり細くなると血栓という血の塊が細い部分をふさぎ、脳こうそくや心筋こうそくなどを
起こします。

糖尿病や高脂血症などはほっておけば動脈硬化を引き起こすので、薬を飲んでもらうわけです。

しかし飲んでいたら動脈硬化が進行しないのか？と言われると必ずしもそうではありません。

かなり予防できることはわかっているのですが、ゼロではありません。

そのため、年に１、２度の動脈硬化のチェックが必要なのです。

調べる方法として最も簡便なのは、頸動脈という首の血管に超音波を当ててプラーク(血管の泥)がないかどうかを調べる検査があります。

体に全く負担もなく、１０分程度で終わる検査ですので、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病の治療をされている方は是非、頸動脈エコーをお勧めします。

2012年08月06日

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